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「ミナミの帝王」と現実の闇金業者…実際はここが違う!

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大阪・ミナミで闇金融を営む「満田銀次郎」を主人公とした漫画作品『ミナミの帝王』。ドラマシリーズや劇場版で実写化もされた、大人気作品です。タイトルぐらいは知っている…という方も多いのではないでしょうか?

主人公・満田銀次郎の営む『満田金融』は、「トイチ」=「10日で1割」という違法な金利で貸し付けを行っている闇金業者です。そのことは作中でも明確に描かれており、作品としても違法行為を推奨しているものではありません。
とはいえ、あくどい敵役を罠にかけ、資金を回収していく“満田はん”の姿に、ヒーロー的なカッコよさや爽快感を覚える方も多いと思います。もちろん、そうしたエンターテイメント性が、『ミナミの帝王』の大きな魅力でもありますよね。

ですが、こうしたフィクションの闇金融と、現実の闇金業者とには、大きな違いがあります。そこで今回は、『満田金融』と『現実の闇金業者』の違いを見ていきたいと思います。

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違い1:利用者に感謝される

「満田はん、何から何まで、ほんまに、ありがとうございます!」…。

『ミナミの帝王』各エピソードでは、利用者のこうした“感謝のセリフ”が描かれることも多いですね。

劇場版など実写映像化された作品は、「満田金融の利用者が、悪役の詐欺などに引っかかり、満田金融から借りたお金を返せなくなる」→「主人公・満田銀次郎が、“悪役から”お金を回収する」という“あらすじ”が定番パターンの一つになっています。そのため、満田金融の利用者は、“悪役をこらしめて、お金まで回収してくれた満田はん”に、『ほんまに、ありがとうございます』となるわけですね。

もちろん、実際の闇金業者が、こんな風に“何から何までやってくれる”ことはありません。闇金とかかわって、「ありがとう」と言いたくなるケースよりは、「死んだほうがマシ」、もしくは実際に自殺してしまう…といった事例のほうが多いのは確かでしょう。

 

違い2:法律に則って権利を主張する

主人公・満田銀次郎は、法律に非常に詳しい人物として描かれています。民法、商法、刑法など様々な法律知識を駆使して“追い込み”を掛け、“キリトリ(債権回収)”を行っていくストーリー展開は、知的エンターテイメントとしての面白さもありますね。

満田 「残念ながら『課長になったら…』云々というのは、停止条件付き債務には当たりまへんなぁ…」…(中略)…「すなわち民法135条1項の「不確定期限付き債務」ということでんな」

-ミナミの帝王第18巻 『不確定期限の期限』より

満田 「民法536条の第2項だす」…(中略)… 「債権者の責任…つまり奥さんの責任で商品の受け渡しが出来ンようになった場合…債務者つまり吉本はんは反対給付を受ける権利を失わず、ようするに…一億円支払えと言う権利は残ってまんねやああああああああーッ!!!」

-ミナミの帝王 第72巻 『危険負担』より

このように、債権者や“追い込み”の相手と、法的な議論をして論破するシーンは、「ミナミの帝王」の見せ場の一つとなっています。対する悪役や詐欺師などが、同じく法律を引用して反論するシーンも多いですね。ですが実際の闇金業者が、このような法的な裏付けをもって取り立て行為を行うことは、まず考えられません。なぜなら、金融業者としての登録も行わず、違法な金利で貸し付けを行っている時点で違法行為だからです。

闇金相手でも、法律的な正しさや“話のスジ”が通る…というのは、フィクションならでは。実際の悪徳業者や闇金業者は、最初から法律を守る気など一切ないので、「法律がこうだから」と言っても、まったく通用しないでしょう。

 

違い3:返済計画の具体性を求める

作中では度々、「返すので待ってくれ」と言った債務者(お金を借りた人)に、“どうやって返すのか=返済計画の具体性”を問うやり取りも描かれています。

「借りたお金は必ずお返しします。ほんのちょっとだけ、待ってもらうわけにはいきませんでしょうか?」

満田「待てばゼニが入るアテでもあるんでっか?」

-難波金融伝ミナミの帝王4「言われなき借金」より

意外かもしれませんが、現実の闇金業者は、こうした具体的な返済計画を求めることは、ほとんど無いと言われています。というのも、現実の闇金業者の“稼ぎの手口”は、「貸し付けた相手に元金を返済させず、延々と利息だけ回収することで、お金を支払わせ続ける」ことだからです。

一方、「ミナミの帝王」の『満田金融』は、何らかの形で、利子+貸し付けたお金の元本を回収していきます。この点が、現実の闇金との大きな違いですね。きちんとした返済計画を立てるように促すのは、むしろ表社会の金融会社(光金融)の姿勢です。

 

『満田金融』のような“優しい闇金”は存在しない!

「ミナミの帝王」の満田銀次郎は、自分のことを「取り立ての鬼」と言い、「地獄の果てまで取り立てに行く」など、厳しさを強調するセリフを何度も発しています。その一方で、「債権回収のため」「“看板”にキズをつけないため」等と理由をつけつつ、債務者(利用者)を助けたり、債務者に損害を与えた悪役を追い詰めたり…と活躍もします。そうしたダークヒーロー的なキャラクター像が、「ミナミの帝王」の魅力にもなっていますよね。

ですが実際の闇金業者に、満田銀次郎のような“人情”や“ダークヒーロー的な優しさ”は、まったくもって、一切期待できません。フィクションと現実は違う…とわかっていても、「ミナミの帝王」のようなイメージを闇金にお持ちだとしたら、それは大変危険です。

お金に困ることがあっても、闇金や、そうした疑いの強い業者は決して利用しないよう、気を付けていきましょう。

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