ネコでもわかる“家計のやりくり”3つのポイント
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高校時代、担任の先生から、「若い頃の貧乏生活トーク」をよく聞かされていました。
「ほんと貧乏で食べ物もなくて、でも腹減ったな…って時に、タンスの中あさってみたら、缶詰、見つけてさ。すげぇ嬉しくて、ふた開けて、美味い美味いって、がっついてさ。
それで食い終わって、缶のラベル見たらさ、ネコの顔がプリントされてんの。ネコ缶だったんだよね、俺が食ってたの。
いや、ショックだったよ。泣いたね俺は。ネコ缶ってこんなに美味いのか…って。ネコでも俺より良いもん食ってるんだな…ってさ。」
新藤先生、お元気でしょうか。先生が教えてくれた物理は何一つ覚えていませんが、授業そっちのけで話してくれた貧乏トークは、今でもよく覚えています。
さて、ネコ缶の美味さに泣く貧乏生活、「体験してみたい…」とワクワクする方よりも、「絶対に避けたい」とガクガクする方のほうが、やはり多いのではないかと思います。
そこで今回は、どんなに貧乏になってもネコ缶を食べることにはならない(であろう)ための、家計のやりくりの基本をご紹介したいと思います。
基本その1:家計簿をつける
「やりくり」するためには、「流れ」を把握しないといけません。いつ、何に、いくら使ったのか。いつ、いくらのお金が入ったのか。今どのくらいお金が残っているのか…。
そのためには、家計簿が絶対に必要です。
家計簿ナシの状態では、確認できるのは「今いくら持っているか」だけです。
過去も未来もない、今だけを生きる。そう、今しかないんだ…!そんな考え方もワイルドだとは思います。ですが実際にやってみると、
「今、3万円持っている」「今、2万円持っている」「気が付いたら今、1万円しかもってない」「なんてこった、3000円しかないぞ!」
みたいなことになりかねません。
いつのまにか手持ちのお金がなくなり、ライフスタイルそのものを都市型ワイルドタイプに切り替える必要に迫られるでしょう。そう、ダンボールハウスに寝起きする、あのライフスタイルです。
基本その2:無駄な支出を見つけて、ちょいちょい削る
家計簿をつけるようになると、「この支出はムダなんじゃないのか?」と思える部分も出てきます。「いや、出てこない」という方は、ちょっと頑張って見つけてみましょう。
一番わかりやすいのは、食費だと思います。お腹が減っていないのに、つい間食をしてしまったり…。あなたにもありませんか?
一日あたり300円の「食べなくてもいいけど、つい習慣で食べてしまっているおやつ」を削減すれば、年間10万9500円の支出削減になります。
ただ、ムダを完全になくそう、徹底的に節約しよう…と考えると、コストが逆に高くつく場合もあります。
食費を削り過ぎて身体を壊して入院、なんて極端な話かもしれませんが、私は実際にやらかしました。
食費の節約、やりすぎは逆に何十万円も掛かる!その理由とは?
節約ばかりの生活ではストレスも溜まります。続けていくと、いつかどこかでパーッと発散したくなり、逆にお金を使いすぎてしまう…。そんな失敗もよくある話です。
無駄を見つけて、「ちょいちょい」削るのが、実は効率が良かったりするんですよ!
基本その3:収入を“8掛け”で計算する
ちょっと難しい話…に見えるかもしれませんが、実際そんなに難しいことはしません。
家計簿をつけると、月々の収支バランスが見えるようになってきます。収入がどのくらい、支出がどのくらい…。見通しがつくんですね。
「見通しがつく」ようになると、「油断」も生まれてしまいます。「来月は○○万円ぐらい浮くはず」みたいなことが、案外リアルにわかってくるんですね。そうなると、余裕を見込んでお金を使いすぎてしまったり…。
そこでオススメしたいのが、この考え方。「収入見込みを、×0.8(8掛け)して計算する」ことです。つまり、20%ダウンで計算して、その中に納まるように、生活費の使い方を考えていくんです。
そうすると、家計簿上はギリギリになっても、実際には2割のお金が浮いています。このお金を貯金して、いざという時の備えにすれば、「お金が本当にない、ヤバイ!」という事態は避けられるでしょう。
基本のポイントを抑えて、家計のやりくりを
いかがでしょうか。
以上3つのポイントで、家計のやりくりの基本をご紹介しました。
お金の話は、「多い、少ない」で語られることばかり…。ですが、少なくても「やりくり」がうまくできれば、意外と差しさわりなく暮らせるものです。
「お金がなければネコ缶を食べればいいじゃない!」なんて生活にならないよう、やりくりのテクニックを磨いていきたいですね。
引用:http://hanapokky.blog93.fc2.com/blog-entry-62.html
ちなみに、ネコ缶はけっこう高価です。
お読み頂き、ありがとうございました。