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節約にも役立つ、お金の優先順位を決めるドラッガーの経営論

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節約生活とは、「お金の使い道の優先順位」を決めることと言ってもいいでしょう。

「新しい洋服を買いたいけど、靴も欲しい」
「仕事を増やしてお金を稼ぎたいけど、遊ぶ時間も欲しい」
「今日の晩ごはんは何を食べようか」

そんな日々の“判断”をどうするかが、節約とやりくりの正体です。

実は、こうした優先順位の判断は、経営学でも重要なテーマの一つとされています。

「工場Aに設備投資が必要」
「支店Bの規模を拡大したい」
「C県に新規事業を進出させたい」

いかに大きな企業であっても、こうした物事のすべてを、同時に行うことはできません。

いかに単純化し組織化しても、なすべきことは利用しうる資源よりも多く残る。機会は実現のための手段よりも多い。したがって優先順位を決定しなければ何事も行えない。

-「創造する経営者」ピーター・F・ドラッカー 著 / 上田惇生 編
(2007年 ダイヤモンド社 ISBN-13:978-4478000564)

経営者たちの「優先順位の判断方法=やりくりのしかた」を学べば、私たちの生活にも、きっと活かせるはず。

さっそく、詳しく勉強していきましょう!

 

経営学の父、ピーター・F・ドラッガーの残した「4つの判断基準」

ピーター・F・ドラッカー

「経営学の父」と呼ばれるピーター・F・ドラッガーは、著書『経営者の条件』の中で、優先順位の判断について言及しています。

抜粋してまとめると、次のようになります。

(1)過去ではなく未来を選ぶこと
(2)問題ではなく機会に焦点を合わせること
(3)横並びでなく独自性を持つこと
(4)無難なものではなく変革をもたらすものに照準を当てること

-『経営者の条件』ピーター・F・ドラッガー 著 / 上田惇生 編
(2006年 ダイヤモンド社 ISBN-13: 978-4478300749)

なんとなく、ふんわりした基準のように思えますよね。
もっと生活に密着した言い方に、私なりに書き換えて解説していきます。

 

徹底解説!「4つの判断基準」を生活に置き換えると?

(1)過去ではなく未来を選ぶこと
⇒将来的にメリットの大きい買い物を優先する

たとえば、「ちょっといいコーヒーを飲みたい」と考えたとしましょう。
「喫茶店に行く」のと、「ドリッパーと豆を買う」のでは、どちらのほうがメリットが大きいでしょうか?

喫茶店でコーヒーを飲めば、お金は1000円も掛かりません。ですが、その時だけの楽しみで終わってしまいますよね。

ですが、ドリッパーと豆を買い揃えれば、その後は何回も、本格的なドリップ・コーヒーを楽しめます。
一時的には2000円~3000円の出費となり、喫茶店よりもお金は掛かります。ですが、“材料費”は高くても1杯約20円。今後ずっとこの値段でコーヒーが楽しめるので、大幅な節約にもなります。

 

(2)問題ではなく機会に焦点を合わせること
⇒チャンスを逃さないこと

こちらも例え話で解説していきます。
Aさんは今、10年前の古いエアコンを使っています。性能も低いため電気代が高くついてしまいます。
ですが、なかなかお金の余裕ができず、買い替えをいつも諦めています。
そんな時、最新型のエアコンが、通常の半額で買えるセールを見つけました。それでもお値段は高いですが、めったにない大チャンスです。


・多少無理をしてでも、半額の機会に最新型エアコンを買う
・お金に余裕がないので、今回も諦める

どちらのほうが、節約になると思いますか?

「諦める」のは、お金が無い…という“問題”に焦点を合わせた考え方です。 「半額の機会に買う」のは、めったにない安売りのチャンス…という“機会”に焦点を合わせた考えです。

エアコンは最新型に買い換えれば、電気代が大幅に削減されるので、過去ではなく未来を選ぶ判断にもなりますね。

 

(3)横並びでなく独自性を持つこと
⇒みんなと違うアイデアや、創意工夫が大切

このポイントは、節約生活にはあまり結びつかないかもしれません。
ビジネスには“ライバルに勝つ”という課題があるため、独自性がとても大切になるんです。
ですが、節約にはそうした必要性はないからです。

とはいえ、節約と独自性、創意工夫とは、まったく無関係でもありません。

「何もよく考えず、みんなと同じ方法で節約に取り組むのは良くない」
「自分のライフスタイルや生活事情に合わせた、オリジナルの節約方法を考えよう」

…そんな解釈もできますね。

 

(4)無難なものではなく変革をもたらすものに照準を当てること
⇒こまごました節約より、ドンと大きく変えること

これは本当に、私も共感を覚えるポイントです。
こまごました日々の無難な節約も大事ですが、それでプラスになる金額といえば、せいぜい年間数万円~十数万円ぐらいが関の山。
よほど無駄の多い生活をしていなければ、こまごました節約には限界があります。

ですが、ドンと一気に“変革”してしまえば、一気に生活費を抑えることも可能です。


・家賃の安い家に引っ越しをする
・転職をして収入を増やす
・燃費の良い車に買い替える
・電気代の安い、新型の家電に買い替える
・保険やケータイのプランや、契約会社を見直す

実践のためには、「よしやろう」という意気込みや準備、お金の用意なども必要です。
ですが、実践すれば、こまごました無難な節約よりも、圧倒的に大きな効果をもたらすのも事実です。

 

節約の常識と違っても、理にかなった方法で!

いかがでしょうか。
今回、経営学の父、ピーター・F・ドラッガーの残した名言を頼りに、節約生活での「優先順位の決め方」を探ってみました。

節約の常識やイメージとは、少し違う部分もあると思います。ですが、ドラッガーの経営学のほうが、理にかなっているのではないかと、私は思います。


イメージだけで節約に取り組むか、しっかりと根拠のある考えに基づいて節約するか…。
私は、根拠のある節約や、お金のやりくり方法を参考にしたほうが良いと思います。

ご共感頂けたら、ぜひ、参考にしてみて下さいね!

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