家計簿はなぜ必要?貯金、節約、借金完済の第一歩
[PR]当サイトには広告が含まれます
「貯金、節約や借金完済のためには、家計簿が絶対に必要」と、よく言われますよね。
ですが、「なぜ家計簿をつけると、貯金ができるようになったり、節約ができたり、借金が完済できるのか」は、ご存知でしょうか?
「お金の流れが見えるようになるから」
「無駄がわかるようになるから」
といった理屈はありますが、いまいち実感がなく、ピンと来ない方も多いのではないでしょうか。
実は、若いころの私もまったく同じ感覚でした。
「家計簿なんてつけたって、使うお金が減るわけじゃないし、もらえるお金も増えないでしょ?」
そう思っていたんです。
そこで今回は、家計簿を習慣にする前と、習慣にした後の、私自身の実感の違いを、ご紹介させて頂きます。
家計簿どころかメモすら取らない!貯金ゼロ&借金まみれの極貧時代の私
実は私も、若いころに極貧生活を送っていた時、家計簿どころかお金のメモすら一切とっていませんでした。
それでも当時は、「今日は何にいくら使ったか、だいたい覚えているから大丈夫」だと思っていたんです。
交通費が320円で、ご飯代が昼280円、夜340円、あとバイト中に缶コーヒーを1本飲んだから120円で…そう、当時はまだ、缶ジュースが120円だったんです。
そんな風に頭の中で毎日計算していたので、お金の使い道も、金額も、把握したつもりになっていました。ですが、実際はまったく把握できていなかったんです。
そんな状態なので、お金のトラブルもたびたび起こりました。
・気が付いたらお金が足りなくて、家賃や電気代、ケータイ代が払えない
・給料日前にお金が無くなってしまい、塩とパスタで1週間過ごす…実際は先輩におごってもらったり、キャッシングを利用して、難をしのぎました。
毎月毎月、そんな生活です。
電気も水道もガスもケータイも、たびたび止められていましたね。
こんな毎日で、いつも頭の中はお金のことでいっぱい。
「○○代をどうやって用意しよう。どこを切り詰めよう…」という、悩みばかりの毎日でした。
メモを取りはじめたら、衝撃の事実が発覚!!
さて、そんな極貧生活を送っていた私ですが、さすがに「このままじゃ人生ヤバい」と気が付きました。
そこでまずは、お金のメモから…と、毎日、使ったお金をケータイにメモしはじめます。
そうしたら、衝撃の事実が発覚しました。
「自分では、一日1000円ぐらいのつもりだったのに、実際は毎日1500円~2000円以上使っていた。」
「“たまの贅沢”と思っていた外食や遊びも、ほとんど毎週~週に2回。」
「無意識に飲んでいたバイト中の缶コーヒー代だけで、月間5000円以上。」
…こうして文章に書くと、当時の衝撃がまったく伝わりませんが…。
自分では節約していた、ギリギリまで切り詰めていたつもりなのに、まったく節約できておらず、無駄なお金をたくさん使っていたことが、本当に驚きだったんです。
まるで、自分は頭が良いと思っていたのに、『実はお前、バカだよ』と現実を突き付けられたような感覚でした。
意識改革が行動を変えた!家計簿をつけはじめてから、変わったこと
シンプルなお金のメモが私に突き付けた現実は、ただ我慢すれば、節約になるわけではないということでした。
我慢して出費を削っても、その分以上にムダ使いしてしまえば、まったく無意味です。
こんな当たり前のことすら、自分では“わかっているつもり”で、“まったく理かいしていなかった”んですね。
衝撃を受けた私は、さっそく、本格的な家計簿に取り組みます。
その結果、大きな変化が、2つありました。
お金の無駄がわかるようになった
欲しいものを我慢するのが節約だと、当時、私はそう思っていました。
ですが私の場合、とくに欲しくもないもの、要らないものを、習慣や衝動で買ってしまうことのほうが、無駄が多かったんです。
『欲しくもない、要らないものにお金を使うなんて、バカらしい…』。その愚かさに気が付けたのも、家計簿をつけ、お金の使い方がわかるようになってからです。
その結果、「要らないものは買わない」が、自然とできるようになりました。
要らないのですから、買わないことにストレスもありません。我慢しなくても、節約できるようになったんです。
仕事を変えて、収入をアップした
節約を意識しながら家計簿をつけていると、どうしても、ここは削れないという項目が多いことに気が付きます。
私の場合、もともと極貧フリーターでしたから、無駄遣いといっても、そんなに額が大きくなかったこともあります。
家計簿の数字が私に突き付けた、どう考えても、収入が足りないという現実は、正社員歴ナシでも就職活動に自分を駆り立てる、充分すぎる動機になりました。
家計簿をつける、本当の意味
家計簿をつけることは、お金に対する意識を磨くことだと思います。
それまでの私が思っていたことを、冒頭、書きました。
「家計簿なんてつけたって、使うお金が減るわけじゃないし、もらえるお金も増えないでしょ?」
まったくその通りです。
家計簿が変えてくれるのは、自分の意識だけです。
ですが、意識が変われば、行動も変わらざるおえません。
その結果として、私の場合、節約だけでなく、就職そして収入アップもできました。溜まっていた借金も完済でき、貯金もできるようになりました。
それでもまだ、「家計簿をつける意味なんてない」と思うでしょうか。
私の経験は、「それは違う」と言っています。
「家計簿をつけることは、本当に大きな意味がある」と…。