何が違うの?キャッシングとカードローンを比較してみた
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ここでは、キャッシングとカードローンの違いを詳しく解説します。
キャッシングとカードローンは、どちらもATMやCD(キャッシュディスペンサー)など無人窓口を利用してお金を借りられる方法です。
どちらも無担保で、目的の申告が必要ないのが特徴です。
キャッシングは、主に“少額を借りられる”もの、カードローンは、主に“まとまったお金の借り入れができる”もの…と言われることもあります。ですが実際には、キャッシングでも100万円以上の借り入れができる業者もあり、金額の差は年々少なくなっていると言われています。
また、キャッシングとカードローンとは、それぞれ名前の決まりがあるわけではありません。「○○ならキャッシング、□□ならカードローンと名乗らなければいけない」といった決まりはないんです。そのため、“名前による違いは、ほとんどない”と考えておいても良いでしょう。
ただ一般論として、キャッシングは消費者金融系、カードローンは銀行系…と言われることもあります。
そのため、ここではキャッシング=消費者金融、カードローン=銀行系と考えて、違いを見ていきます。
一目でわかる、キャッシングとカードローンの違い
消費者金融(キャッシング)と銀行系(カードローン)との根本的な違いは、“金融サービスを提供する会社の違い”とも言えるでしょう。両者の違いはほとんどなくなってきましたが、まだまだ大きな違いもあります。まずは簡単に、表にまとめてみました。
会社のタイプ | 審査 | 金利 | 総量規制 | 法律 | |
---|---|---|---|---|---|
キャッシング | 消費者金融、信販系、銀行子会社 | 緩め | 高め | 対象になる | 貸金業法 |
カードローン | 銀行 | 厳しめ | 安め | 対象外 | 銀行法 |
それでは、詳しい説明をしていきます。
会社のタイプの違い
会社のタイプの違いは、「どの法律で規制されているか」の違いとなります
消費者金融、信販系、銀行子会社などは、“貸金業法”によって規制されます。一方、銀行は“銀行法”によって規制されます。
これから説明する違いは、ほとんどがこの「法律の違い」によって生まれていると言ってもいいでしょう。
審査の違い
こちらは噂ですが、キャッシングのほうが審査が緩く、銀行系カードローンのほうが審査が厳しい…と言われています。
また、審査にかかる時間も、キャッシングのほうが早く、カードローンのほうが遅いと言われています。
ただし、近年は銀行もキャッシング事業者の審査のノウハウを取り入れており、手早い審査で融資判断ができるようになったため、今ではほとんど違いがなくなっています。
銀行系カードローンでも、即日融資が利用できるサービスも多くなってきましたね。
金利の違い
審査の緩めなキャッシングほど金利が高く、審査の厳しめなカードローンほど金利も安くなると言われています。
ただ、こちらも各社の営業努力やシステム改善により、大きな差は無くなりつつあります。
キャッシングでも金利が安い場合もあり、カードローンでも審査が厳しすぎず気軽に使える…といったサービスも登場しています。
総量規制の違い
「年収の1/3以上の借り入れ」を規制する“総量規制”。このポイントには、銀行系(カードローン)とその他とで大きな違いがあります。
総量規制は「貸金業法」で定められているため、キャッシング(消費者金融など)は総量規制の対象となります。
一方、銀行系カードローンは、銀行法で運用されるため、総量規制の決まりがなく、対象となりません。ただし、銀行の子会社が行うカードローンの場合は、総量規制の対象となるので注意が必要です。
結局何が違うの?カードローンとキャッシング
最初のほうにも書きましたが、キャッシングとカードローンは、それぞれ言葉の違い…というだけで、今はほとんど差が無くなっています。
「キャッシング=消費者金融など」、「カードローン=銀行系」が基本ではありますが、最近は「消費者系カードローン」など、この図式に当てはまらないサービスも登場しています。
むしろ違いを見るなら、「銀行系か、そうでないか」といった点のほうが大きいでしょう。
銀行系であれば、総量規制の対象にならず、年収の1/3以上の借入もできる…という大きな違いがあります。
その他の、たとえば金利や審査の厳しさ、スピードなどに関しては、各業者ごとに異なります。「キャッシングだから」「カードローンだから」という、言葉のイメージだけでの判断は、むしろ損をしてしまう原因にもなります。
業者の名前やイメージだけで判断せず、しっかりとサービスの中身を確認し、自分に合ったお金の借り方をすることが、最も大切です。