みんなキャッシングを使ってる?利用者数や利用目的
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ところで、キャッシングと言うと、あなたはどんなイメージをお持ちでしょうか?
「ギャンブルにハマった人が、軍資金を用立てるために使うもの」
「使うのは、お金にだらしない人ばかりじゃないの?」
「ホストやホステスにハマった人が、貢ぐためにお金を借りてるんでしょ?」
確かに、テレビドラマに登場するキャッシングの利用者は、こうした人々ばかりですよね。なので、「キャッシング=普通の人は使わないもの」なんてイメージもあるのかと思います。
ですが、実際にはどんな人が、どのくらいキャッシングを使っているのでしょうか?また、何人ぐらいの人が利用しているのでしょうか?
2014年の金融庁の調査報告、「貸金業利用者に関する調査・研究(pdf))」を元に、調べてみました。
カードローンやキャッシング、みんなは使ってるの?
金融庁の調査によると、3年以内にキャッシングやカードローンを利用したことのある方は、全体の約6.7%、20人に一人程度の割合だとされています。
ただ、別の資料では、「1455万人、20歳以上人口のおよそ7人に1人」と解説されているものもあります。こうした結果を踏まえると、だいたい、10人に1人ぐらいの方は、キャッシングやカードローンの利用経験があるのではないかと思います。
満員電車の1車両のには、おおよそ300人ぐらいが乗車しているそうです。キャッシング利用者が10人に1人ぐらいの割合…と考えると、この電車の中の30人は、銀行や消費者金融からお金を借りているわけですね。
何のためにお金を借りたの?みんなの利用目的
それでは、お金を借りる目的について見てみましょう。みんなは、どんな理由でお金を借りているんでしょうか?
金融庁の調査結果によると、上から順番に、次のようになっています。
(1)生活費の不足を補うため | 39.50% |
(2)欲しいものがあったが、手元のお金が足りなかったため | 17.50% |
(3)遊ぶためのお金が足りなかったため | 12.50% |
(4)お小遣いが足りなかったため | 12.50% |
(5)クレジットカードの代金支払いの不足を補うため | 11.00% |
(6)他の貸金業者への返済資金の不足を補うため | 8.00% |
(7)医療費の支払いのため | 5.70% |
(8)冠婚葬祭費の支払いのため | 4.60% |
(9)ギャンブルの元手が足りなかったため | 3.80% |
(10)住宅ローンの支払いを補うため | 2.70% |
(11)子どもの教育関連費の支払いのため | 2.30% |
(12)その他 | 11.00% |
一番多いのは、「生活費の不足を補うため」でした。お金を借りた人の10人中4人が、この理由となっています。「臨時出費がかさんで、節約して生活費を切り詰めていたけれど、いよいよ足りなくなってしまった…」といったケースも多いのかな?と思います。
二番目に多いのは、「欲しいものを買うため」ですね。欲しいものがあっても、現金一括払いも、クレジットでの月末払いも難しい…となった時に、頼れるのがキャッシングやカードローンです。無担保で、借りたお金の使用目的も問われないので、こうしたお買い物に活用できるんですね。
無理のない返済ができる金額なら、キャッシングを活用することで、買えるものも大幅に増えるはずですよ!
三番目に多いのは、「遊ぶためのお金」「お小遣いが足りなかったため」…それぞれ12.5%です。
『遊びなんだから、我慢すれば』…という意見もあるかと思いますが、実際の社会生活では、人付き合いもありますよね。会社の上司や取引先から休日の遊びを誘われたら、断れない…なんてシーンも多いはず。そうした時のお財布の味方に、キャッシングやカードローンを使う方も多いのではないかと思います。
こうしてみると、意外にも「ギャンブルの元手(軍資金)」としてお金を借りている人は、ほとんどいないことがわかりますね。たったの3.8%です。
テレビドラマにありがちな、「ギャンブルにハマって消費者金融からお金を借りて…」といった方は、キャッシング利用者の“100人中4人ぐらい”です。
キャッシングやカードローンは、普通の人が、普通の生活の中で、上手に活用しているものなんですね。