ハートを磨く“禅”の節約術~断捨離と経営学の意外な共通点
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節約生活を続けていると、どうしても心が荒んでしまう瞬間もあります。
基本的に“我慢すること”が多く、そして…これは“節約”の一番の限界でもあるのですが…節約で生活や人生がラクになること、豊かになることは、決して無いからです。
節約の努力は、どれほど頑張っても収入を増やすことはできません。
月収15万なら15万円、12万なら12万円…それ以上の財産を生み出さないのが、“節約の限界”なんです。
ですが、そうは言っても、節約が大切であることに、変わりはありません。
そこで今回は、節約の持つ、お金とは少し違うメリットに、着目してみたいと思います。
そのメリットとは、“自分の心を磨くこと”です。
節約で自分磨き?“禅”と節約、経営学の共通
実は節約生活は、東洋の伝統的な哲学・精神修行である“禅”との共通点が多くあります。
どちらも、欲を捨てることが大切になるからです。
今回、特に注目してご紹介したいのは、断捨離という考え方です。
断捨離とは、余分なものを捨てて、財産を減らすことで、日々の生活や人生に“調和”や“平穏”をもたらそう…という、禅の修行のひとつです。
これが実は、思いがけないほど、大きな節約術になるんですよ!
さらに、「ものを減らすこと(断捨離)」の節約効果は、経営学の原理にもかなっているんです。
単純な精神論だけではなく、実際のメリットもあるんですよ!
余分なものを減らすと、節約になる!
経営学のマネジメント論には、「維持管理コスト」という考え方があります。
備品や作りかけの製品、在庫など、“もの”が溢れていると、その“もの”を管理するためのコストが発生します。
例えば、お魚屋さんが大量の在庫=お魚を持っていたら、大きな冷蔵庫が必要になりますよね。膨大な量の電気代が必要になります。
ですから…意外かもしれませんが…経営学では、「持っている“もの”は、少なければ少ないほうが良い」のが、基本になるんです。
それでは、この「維持管理コスト」という視点に立って、私たちの生活を見直してみましょう。
たとえば、お洋服です。
たくさん持っていると、たくさんのタンスが必要になりますよね。防虫剤や防湿剤も必要です。
あまり着ないお洋服でも、定期的にクリーニングしなければ、着れなくなってしまうこともあります。
靴やカバンもそうですし、他のものも同じです。
どんなものも、使わなくてもお手入れしなければ維持できないわけですから、持っているだけで、維持管理コストが増えていくのは、当然です。
逆に言えば、ものが少なければ少ないほど、維持管理コストが削減されるので、節約になるわけです。
経営学と禅の教えがマッチする、断捨離の節約術
「維持管理コスト」という経営学の考え方を応用すると、「余分なものを捨てる」断捨離の考え方は、まさしく節約術にほかならないと言えます。
断捨離は、「断つ」「捨てる」そして「離れる」という、3つのステップを表わしています。
最初は、「断つ」という強い思い(覚悟)と、「捨てる」勇気、行動が必要です。
ですが、やってみれば意外と、「なんだ、無くても困らないじゃない」と気が付きます。
そうして、「無くても困らないもの」から“離れる”ことで、生活の維持管理コストが削減され、心も豊かになる…というわけです。
極端な話、“お金”も無くても困らない?
断捨離を突き詰めていくと、「お金(貯金)も、そんなに無くても良い」ということに、気が付くはずです。
これも経営学で正しさが実証されており、事実、多くの企業は大中小を問わず、“赤字企業”になっています。
お金を持っていれば持っているほど税金が掛かりますが、無ければ節税になったり、逆に支援を受けられたりと、経営上のメリットも多いためです。
お金は、豊かさではありません。
お金とは、豊かになるための、道具・手段にすぎないのです。
お金はただの道具ですから、必要な時に、必要な分が用意できればいいのです。
そのための方法は、貯金だけではありません。
お金を溜めて、毎年税金で持っていかれるよりも、キャッシングやローンを上手に使ったほうが良い…という考え方もあります。
事実、経営学でも借金があるほうが健全とされており、多くの企業が実践しています。
あなたは、“お金=ただの手段”にとらわれて、人生の目的を見失っていませんか?
“ただの手段”だと割り切って、キャッシングやローンも、上手に活用したほうが、お金・お金…と悩まされる人生よりも、よっぽど心豊かになれる可能性があると思います。
もちろん、借り過ぎると逆に負担になりますから、計画的な利用を心掛けてくださいね!