キャッシングを滞納すると取り立てが怖い?
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ドンドン!
「○○さぁ~ん、いるんでしょぉ~!○○金融です~!」
ドンドンドン!
…テレビドラマでよく出てくる、取り立てのシーンです。
もしもキャッシングの返済を滞納してしまったら、こんな事が自分の身にも降りかかってくるのでは…。
そんな心配もありますよね。
本当に、こんなドラマのようなことが起きるんでしょうか?
滞納回収にもルールがある
実は、ドラマのような恐ろしい取り立て行為は、正常な業者は一切行いません。
なぜなら、貸金業規制法をはじめとした、さまざまな法律で規制されているからです。
もちろん、法律に違反する取り立てを行えば、その業者には営業停止や貸金業登録の取り消し、懲役、罰金などの厳しい処罰が下されます。それどころか、不当な行為として損害賠償請求の対象になるため、逆に借り手から訴えられることもあります。
具体的には、次のような行為が禁止されています。
民法、刑法などで罪にあたると考えられるもの
民法、刑法などで罪にあたると考えられるもの | |
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大勢で押しかけること | 多衆不解散罪、住居等侵入罪、不退去罪など |
借入、滞納などに関する事実や、その他のプライバシー事項を周囲にあからさまにすること。(張り紙、落書きなども含める) | 秘密漏示罪、侮辱罪、名誉毀損罪、住居等侵入罪など |
他の業者からの借入などにより、返済を強要すること | 強要罪など |
大声をあげたり、乱暴な言葉をつかうこと | 脅迫罪(刑法222条) |
暴力をふるったり、暴力的な態度をとること | 暴行罪(刑法208条)、傷害罪 |
勤務先に取り立てに行くこと | 業務妨害罪、不退去罪、秘密漏示罪など |
保証人ではない家族や知人・友人などに支払い請求をしたり、必要以上に協力を要請すること | 強要罪、恐喝罪など |
貸金業規制法違反にあたるもの
実際には、どんな方法で請求されるのか
ドラマにあるような取り立て行為は、いわば不法行為のオンパレード。ですから、通常の業者は、銀行系でも消費者金融でも、絶対にこうした行為は行いません。
ただし返済を滞納している場合、たとえば“毎日一回、電話が掛かってくる”程度のことは行われます。
自宅への訪問、請求書や催告状、督促状、内容証明の発送なども行われます。毎日のように…ではないものの、滞納のことを忘れていられる時間がない程度の取り立ては行われますので精神的な負担が、無いわけではありません。
ドラマのような怖い取り立ては不法行為ですが、債権の回収そのものは正当な行為です。
返済を滞納しないように気を付け、それでも遅れてしまう場合は、すぐに連絡を取りましょう。