元利均等返済方式は、月々定額返済で計画的?
[PR]当サイトには広告が含まれます
このページでは、お金の返済方式の一つ「元利均等返済方式」について解説します。
元利均等返済方式は、毎月の支払額を一定に決めて、その中で「利息の支払い」と「元金の返済」のバランスを調整していく方法です。
具体的な計算は非常に複雑で、また業者によっても微妙な違いがあるので、今回は一般的なイメージをご紹介したいと思います。
元利均等返済方式でお金を返す具体例
それでは、さっそく具体例を見ていきましょう。金利15%で、30万円を15回の「元利均等返済方式」で返済していきます。
ご覧のように、支払金額は毎月一定ですね。実際は、帳尻合わせのために最後の月の金額が少し変動することが多くなります。ですが、基本は定額になります。
ですが、表の真ん中~右のほうの、色分けしてある部分を見てください。返済回数が増えていくごとに、元金の返済額が増えて、利息の額が減っていきますよね。
分割払いの特徴として、毎回お金を返すたびに、利息の金額はどんどん少なくなります。これは、借りている残高が減るため、掛けられる利息も減っていくからです。
その利息が減った分、元金の次回の返済額を増やして、利息と元金返済のバランスを上手に調整することで、「毎月一定の支払で返済」できるようになっています。
これが、「元利均等返済方式」のモデルになります。
元利均等返済方式のメリットとデメリット
それでは、この方式のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリットとしては、「返済計画の立てやすさ」があります。毎月決まった金額の支払いになるので、先々の出費の見通しも立てやすくなりますね。
ただ逆に言えば、「支払額が減っていかない」ということにもなるので、その点を精神的にデメリットに感じる方もいるようです。
また、支払額のうち、元金がどのくらいで、利息分がどのくらいなのか…というのが分かり難いため、あとどのくらい借りたお金が残っているのか、自分で計算して把握するのも難しくなります。
明細書などをしっかりチェックして、気を付けて債務残高を把握するのが、この「元利均等返済方式」を利用するときのポイントです。