自営業の借り入れは、総量規制の対象になるんでしょうか?
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自営業の場合、総量規制の対象外になるって噂を聞いたんですが本当ですか?
無制限にお金を借りれるってことでしょうか?
どうして自営業だと対象外になるんでしょうか?
よくわからないので、いろいろ教えてもらえると有難いです。
ご質問ありがとうございます。
おっしゃる通り、「個人事業主・自営業者」は「総量規制」の対象外になります。
これについて、簡単にご説明していきますね。
まず、総量規制とは「一般消費者の借り過ぎを禁止するための法律」です。この法律があるため、年収の3分の1以上の借り入れは、できなくなっています。
ここでポイントは“一般消費者の”という部分です。
これがカギになってくるので、ひとまず覚えておいてくださいね。
お金を貸す・借りる“目的”と“性質”
実は、お金を“貸す”“借りる”ということは、借りる目的が「支払い(お買い物など)」なのか、それとも「投資」なのかで、性質が大きく異なります。
例えば、次の二つを比べてみましょう。
二つのパターンでは、貸す・貸さないの判断が、ちょっと違う考えになると思いませんか?
「事業を立ち上げるから」の場合は、“投資”の借り入れとなります。
投資ですから、それを元手に、借りた人がお金を増やせる可能性もありますよね。
一方、「生活費が足りないから」の場合は、“支払い”のための借り入れです。
支払いは、使えば無くなるお金です。そのお金が増えることはありません。
「増やすために借りる」のか、「使うために借りる」のか…という違いとも言えそうですね。
「使うために借りる」場合、支払い能力を超えて“借り過ぎて”しまうと、まず間違いなく返済不能に陥ります。ですからこれは、法律で厳しく規制しているんです。それが「総量規制」です。
一方、事業用として「増やすために借りる」のであれば、成功すれば増やせますから、返済不能にはなりません。
逆に規制してしまうと、必要な分を借りられず、成功するはずの事業も失敗してしまう恐れがあります。
こうした理由により、自営業・個人事業主の方は、総量規制の対象外になっているんです。
もちろんこれは、個人事業主・自営向けローンに限った話となります。
一般向けのカードローンやキャッシングとは、審査やプランが分かれている業者も多いので、利用するときは確認してくださいね!